日々全力投球
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無理っぽい(*゚▽゚)・∵. ガハ!
結局、この土日色々やる事があってほとんど書けなかった罠。
どうせなら、最初っから色々かっ飛ばしてドタバタだけしとけばよかったと後悔。
後悔って、後で悔いるから後悔なんですけどね!!(T▽T)アハハ
あ、此処で『力の限り~その二』の訂正を。
新八の源氏名(!?)を『八重』としてましたが、これ『八恵』の間違いですil||li _| ̄|○ il||li
『ぱち恵』の『ぱち』を漢字の『八』に変えて『やえ』って読んで貰うつもりが、うっかり一発変換で出る『八重』にしてました。
どんだけ見直して無いのかバレバレ・・・((゚Д゚;))ガタガタ
一応、文中の分は訂正しております・・・。
すんませんでしたぁああぁぁああ!ぺこ <(_ _;)>
5月17日:3時・5時・16時・19時・23時 拍手ありがとうございます!!
知り合いに会いたくない時に限って、何でか会う事って結構あるよね?
力の限り逃げましょう!! その四
姉上の影に隠れつつ、買うかどうかは別にして既に小物屋を三軒回った。
正確には、連れ回された・・・だけど、ね。はぁ・・・。
何か・・・この着物の裾の短さにも慣れつつある自分が嫌だぁああぁあぁ!!
「あの、あの・・・っ!姉上っ!!」
「姉様よ」
「あ、すみません・・・。じゃなくて!もう帰りましょう!!ホント、知り合いにあったらどうすんですか!?」
さぁ次よ!と、意気揚々と歩き出そうとする姉上の袂を慌てて掴んで引き止めて小声で捲くし立てる。
家を出てから早数時間。今までは運良くなのか、顔見知りには誰一人と会わなかった。
でも、これからもそう上手く事が運ぶとは言えない。ってか、ありえないと思う。
だって此処は歌舞伎町!
知り合いがほぼ此処に収束されるんだからね!
しかも、僕は眼鏡を取られてるから相手を発見するのが遅くなる筈。
遠目なら向こうだって気付かないかもしれないけど、近くまで来られたらばれるよコレ!!
そんで、次の日から女装野郎ってその辺の虫を見るようなすんごい冷たい目で見られるんだ!
銀さんや神楽ちゃんに見られたらそれこそ終わりだよ!
万事屋に仕事に行けなくなるよ!居た堪れないからぁぁぁぁあぁあぁぁあ!!
「お、お願いです、から・・・帰りましょうよ、姉様ぁ・・・」
ちなみに、何で姉上じゃなくて『姉様』と呼んでいるかと言えば、姉上にそう呼べと脅されたから。
ぐすぐす情けなく鼻を鳴らしながら必死のお願い。むしろ懇願と言う方が正しい。
所謂泣き落とし。
何だかんだ言っても、姉上は僕に甘い所があるから、きっと効果はある筈!
卑怯な事してごめんなさい、姉上。
でも、今この状況から逃れられるなら、新八は悪魔にだって魂を売ります。
眼鏡が無くても、これ位近ければ相手の顔はちゃんと見える。
姉上はちょっと迷ってる表情。
後一押し・・・っ!
「あれ?眼鏡君のお姉さんじゃないですかぃ?」
「あら。真選組の」
後一押しと言う所で、聞き慣れてるけど今現在、もの凄く聞きたくない声が姉上に声を掛ける。
独特のしゃべり方で、顔を見なくても分かる・・・沖田さん、だ。
思わずひっと悲鳴を上げて、慌てて姉上の背中に隠れた。
この人にばれたら、何か色々駄目な気がする!やばい気がする!!
だから早く帰ろうって言ったのにぃいいいぃいい!
パニック起こしてる僕を他所に、姉上と沖田さんは談笑してる。
何か、会話の端々に『殺す』とか『埋めろ』とか言ってる気がするけど・・・気のせいだよね、うん。
ってか!早くどっか行ってぇええぇえ!
等と必死で姉上の影に隠れながら息を殺しつつ、胸の中で叫ぶ。
あぁ!このままじゃ、何か最悪なパターンになりそうな気がする!!
「総悟ぉおおぉおぉおおお!見回りの途中で消えんじゃねぇええぇええぇえ!!」
ぎゃあぁあぁあ!最悪のパターン来たぁああぁぁあぁあ!!
ドダダダッ!って騒がしい音が聞こえたかと思うと、やっぱり聞き慣れた声が結構近くで響いた。
怒声の余韻が消える前に、ごぃん!と痛そうな音。
「何しやがんでぃ。土方死ねやコノヤロー」
「お前が死ねぇえぇえぇえ!毎度毎度見回り途中で消えてんじゃねぇよゴラァアァア!!」
恐る恐る姉上の肩口から目から上だけを覗かせて伺って見ると、黒い隊服が二人分。
何で、寄りにも寄って真選組の中でも顔を合わせる確立が高い二人が出て来るかなぁ!もぉ!!
肺の中を空にする勢いで溜息を吐いたら、それを聞き止めたのか、沖田さんと言い合いをしていた土方さんがくるりとこっちを向く。
ヤバッ!
慌てて顔を引っ込めて、土方さんの視線から逃げる。
でも、そんな態度を取ったら余計に興味を惹かせるのか、姉上の影に隠れてるのに土方さんの視線を感じた。
「そう言やぁさっきから気になってたんですがねぃ。其処に隠れてる娘さんは誰ですかぃ?」
気にせんで下さい!チクショー!!
沖田さんの問いに、ガチンっと全身が固まった気がした・・・ってか、これ確実に硬直してる。
もう絶対に顔は出さないし、声だって一言も出すもんか!
何がきっかけでばれるか分からない僕の心臓は、破裂寸前。
後は、姉上が上手く流してくれる事を祈るしかない!
「あぁ、遠縁の娘で八恵ちゃんって言うんです」
上手く流してくれてるのか微妙です!姉上!!
紹介なんかしなくて良いから、この場から今すぐ立ち去りましょうよ!
ってぇ!アンタも近付いてくんなぁああぁぁぁあ!!
へーとかふーんとか言いながら一歩前に出た沖田さんに、思わず後退りそうになるけども、下手したら顔を見られるかも知れないと、まだ冷静な自分に突っ込まれて踏み止まった。
ばれたら終わりだと思うと、無意識の内に身体が震える。
本気で泣きそうなんですけど・・・。
「あら、ごめんなさい。それ以上近付かないでくれます?この子、人見知りが激しい上に男性恐怖症なんで」
ナイスフォローです!姉上!!
それなら、常識がある人なら引いてくれ・・・。
「へぇ?そうなんですかぃ?それなら、尚更じっくり見させて貰いまさぁ」
常識無い人間だったよこの人。
見えなくても、サドッ気丸出しの微笑を浮かべてるだろう事が分かって、必死で姉上の背中に縋る。
もう無理。泣く。ってか、泣かせろ。
うぅっと食い縛った歯の隙間から微かな唸り声を零したその時・・・。
「あれ?お妙じゃねぇか」
聞き慣れ過ぎた声が耳に届いて、何かもう・・・色々終わった気がした・・・。
後書き
やっと、出す予定のキャラ全員出ました。
全員出て終わりじゃないんだ・・・これがある意味始まりなんだ・・・っ!!il||li _| ̄|○ il||li
後何話位で終わらせられるかなぁ・・・(T▽T)アハハ!