2008/07/30 (Wed) 破壊力無限大

フリリク企画第三弾小説の続き上げようと思ってたんですが･･･。
間に合わんかったil||li ＿|￣|○ il||li
仕事から帰って来て直ぐに打ち出せば間に合ったかもしれんのに･･･っ!!!
明日友人に貸す漫画用意してたら気付けば読み耽ってました。

マジ空気読めや俺。

お待ち下さってる方･･･ホントすみません(´;ェ;`)ウゥ・・・
今から頑張ってきます!!!'`ｨ(ﾟ∀ﾟ*∩


7月29日：2時・3時・21時　拍手アリガトヨーヨー(*≧∇≦)/--------((礼))

3:35にコメント下さったお松様。
ぎゃあぁあぁあ!!フリリク第三弾小説の続きお待ち下さってるのに更新滞って申し訳ないです!!(土下座)
ﾟ+.(ﾉ｡･ω･)ﾉ*.ｵｵｫｫ☆ﾟ･:*☆やはりB'/zファンの方でしたか!!
本気で嬉しいですよ!!!ヾ(*´∀｀*)ﾉｷｬｯｷｬ♪
月/光はやっぱり銀新ソングですよね!!ねっ!!!(ちょっと落ち着けお前)
永/遠/の/翼もそうですよねぇええぇぇえ!!ｷｬ━ﾟ .ﾟヾ(*ﾟ▽ﾟ*)ﾉﾟ .ﾟ━ｯ!!!!
やぁ･･･ホント、最近銀新にB'/ｚ絡めてはニヤニヤしております(変態!!)
何時か、B'/zの曲で銀新書けたらなとか企んでおりますのでよろしくお願いします(何を？)
B'/z＆銀新ばんざーい!ヽ(▽￣　)乂(　￣▽)ノ ばんざーい!(馬鹿)

えー･･･さて･･･。
とりあえず、土銀好きな方と銀受け好きな方はこの続きは読まない方がよろしいかと･･･(笑)










記事を書く前に、メールチェックするのが習慣です。
で、メールチェックしてたら別ジャンルの友人から添付メールが来てました。
制限掛けてるので、添付ファイルは許可しないと見れないようになってます。
ファイル名が今日の日付だったんで何が添付されてるのか分からなかったんで、何だろうな？って思って普通に開いたんです。
そしたら･･･。

土銀の真っ最中のドアップでした(泣笑)

コーヒー飲みながらパソ弄ってたのに、真面目に口に含んでたコーヒー噴出したよ!!!
気管に入って暫く咽ました(マジ話)
いや、もう･･･そいつに苦情の電話しましたとも!!
土銀が悪いわけじゃないです。
世には土銀が溢れてる事実だって認めてます。
でも･･･。

銀新好きにこの仕打ちはないんじゃねぇかな？かな？(血涙)

しかもお前･･･っ!!
ハグとかキッス(キッス言うなボケ)とかならまだしも、真っ最中はねぇだろうがよぉおぉおぉ!!!!!!!(蹲り)
苦情の電話する為に衝撃から立ち直るに十分ほど掛かりましたよ･･･っ!!!
銀受け好きな人にはホント、申し訳無い事を言いますが･･･。

銀受け一切無理だから(泣)

分かってる･･･私が悪いんだって分かってる･･･。
でもさ･･･っ!!!

今週末の飲み会一時間遅れるって言っただけでこれはねぇよ(滝涙)

マジで、あれだ･･･。
遅れる分、ホストの如く飲み会中奉仕するから二度とすんな･･･il||li ＿|￣|○ il||li
本気で破壊力無限大の攻撃、でし･･･た･･･(-ノ-)/Ωチーン

2008/07/29 (Tue) バトンを頂きました☆

最近、蚊がさらにプンプン飛び回っておりますねえぇえぇぇえええぇぇえ!!!
防虫対策効きやしねぇ!!!!(怒)
ってか、何で右脹脛の側面ばっか噛むかな!!おいぃいいぃいぃいい!!!
ひでぇ事になってます(´・ω・`)ションボリ
ハーフパンツ所か、七分丈のパンツすら履いて外に出れねぇよ!!!(憎)
チクショー(´;ェ;`)ウゥ・・・
皆様、防虫対策はしっかりなさって下さいね!!!(泣笑)


メルフォ返信　海渓紫雲様
とっても素敵な誉め言葉ありがとうございます!!!(笑)
新ちゃんの頭撫で回したいですよねぇえぇぇええぇえ!!私も撫で回したいです(・ω・)ノぁぃ
存分に撫で回してあげて下さい!!と言いたい所ですが･･･。
白夜叉モード全開の坂田とバトル覚悟が必要かと(目がマジ)
何時もコメント下さって本当にありがとうございます☆(*- -)(*_ _)ペコリ


さて、バトンを二つほど頂いたのでやってみました!!'`ｨ(ﾟ∀ﾟ*∩

７レンジャーバトン

青梅の薪様より頂きました!!
これで私じゃなかったら大恥じil||li ＿|￣|○ il||li


◆はじめの合図

ボーン!!!!!
(いや、ほら、戦隊物の登場ってやっぱ爆音じゃね？)


◆体型はどうでしょ？

えー･･･普通ジャナイデスカネ(信憑性薄っ!!)
まぁ、これでも武道を色々やっておりますので普通の女性に比べて筋肉質ではないかと･･･。
身長も、まぁ、新八と同じ位はあります(笑)


◆髪質はどうでしょ？

30分掛けてセットしても3,4時間しかもたない髪質です!!(泣笑)
何時もやってくれる美容師のお兄さんが言うには、髪が柔らか過ぎて逆に癖が付かないそうです。
スポンジみたいに指で押しても元に戻る的な･･･。


◆目についてどう思いますか？

一重の普通の目(自称)
切れ長で黙って目を細めてると怒ってる？と聞きたくなる(他称)
いっそ目付きが悪いと言えぇぇええぇぇええ!!!


◆顔についてどう思いますか？

一生の付き合いですからね(手術しない限り)
今更文句言ってもなぁ･･･ ( ﾟ∀ﾟ)ｱﾊﾊ八八ﾉヽﾉヽﾉヽﾉ ＼ / ＼/ ＼


◆誰ににてると思いますか？

じい様(爆死)
どうやら、親父でもなく母上でもなく、じい様似らしいです。


◆好きなものを沢山あげてください

志村新八！（ボケんかい!!)
正直な所、あり過ぎて書き切れません(笑)


◆嫌いなものを沢山あげてください

虫(特にＧの付くヤツとか蚊とか足が多いヤツ)
蛇(小さい時田舎の親戚の家に行って噛まれそうになったのでトラウマ)
まぁ、他にもありますが特に嫌いな物だけを(笑)
え？坂田が入ってないって？
違います。坂田は嫌いなんじゃないんです。
憎いだけです(にっこり)


◆涙を流しそうになることは何ですか？

坂田憎し!!!と思いながらも坂田に萌えた時(爆死)
真面目に言うなら、自分の失敗で人に迷惑掛けた時。
涙を流さないのは泣いてる暇あんなら現状打破が先決なので。


◆自分の心に響いた言葉は？

『大好き！ずっと友達でいてね!!』
泣き笑いの友達に言われた言葉。
俺の方が大好きだコノヤロー!!!ってなりました(馬鹿)


◆１日で一番好きな時間は？

寝てる時。
起きてる時間では、銀新サイト回ってる時です(輝く笑顔)


◆自分てどんな人に見えると思いますか？

普通だと思いますが？(笑)
でも、これじゃ面白くないので身近な人間に聞いてみました。

Ｅ：理想の旦那様ｗ
Ｄ：ドドＳなヤンキー
姉二人：使える弟
母：ホスト

テメェら人を何だと思ってんだ。


◆バトンを受け取って！７レンジャー！！

無理無理無理無理無理無理!!!

・選ばれしレッド→太門さん（強制じゃないですから!!気が向いたらでいいんで!!むしろスルーして下さい!!!）
・深遠のブルー→Ｋ桐（メールで言ってたのマジか？）
・永遠のグリーン→Ｔ美（とりあえず、ご希望のカフェ発見したんでまた行くぞぃ）
・意外性のイエロー→Ｓ本 (人の話題出す時はもう少し名前を伏せろ!!!(爆))
・乙女チックピンク→Ｄ樹 (お前この間のピンクのＴシャツ似合い過ぎ!!!)
・ピュアホワイト→Ｓ里（いや、どう考えても天然だからね？それ以外の言いようねぇからね？(笑))
・ちょい悪ブラック→Ｋ太（ちょい悪と言う言葉じゃ足りねぇよなお前ｗｗ）


選ばれしレッド以外は、別ジャンルの友人や日常ブログやってる友人ですil||li ＿|￣|○ il||li
銀魂ってか、銀新友達沢山欲しー･･･(´・ω・`)ションボリ
絵茶とかにお邪魔すればいいんでしょうけどね･･･。
絵、描けないからね!!(泣笑)

薪様!!バトンありがとうございましたー!!!





さて、もう一個別ジャンルやってる友人Ｔ美から回ってきました。


キャスト変換バトン

指定⇒坂田銀時

何で坂田あぁぁぁぁぁぁあああぁぁあ!?


１,朝起きたら「坂田銀時」から出かけよう、とモーニングコール。

朝っぱらから新八怒らしたのか？
蹴り出されたんだろ？言ってみ？正直に言ってみ？
指差して大笑いしてやるから☆


２,待ち合わせ場所に行くと「坂田銀時」がすぐ手を引いて歩き出す。

おぃいぃいぃい!?何して来たんだ!?
真選組に追い掛けられてんじゃねぇだろうな!?
共犯に仕立てる気か貴様!?


３,映画を見ようとして上演前の予告で流れたホラー映画に一瞬びくっとした貴方の手を無言で握る「坂田銀時」。

あぁ･･･怖いの駄目だもんなお前。
いや、そんな訳ねぇじゃんってめっちゃ目が泳いでるからな？
お前のビビリは公式だからな？(無駄に爽やか笑顔)


４,お昼ご飯を食べ、「坂田銀時」が「俺が払うよ」と席を立つ。

そのまま食い逃げする気だろうがお前ぇええぇええぇ!!
逃がすかぁぁぁああぁぁあ!!!


５,ブティックで「その洋服似合うね」と貴方が言えば、照れる「坂田銀時」。

うん、ホント似合ってるよ。
ウサギのキグルミ。


６,「坂田銀時」好みの服を買ってもらい、挙句の果てに「俺が持つ」と坂田銀時は言う。

あぁ、新ちゃんへのお土産だもんな。
私が持ってたらそのまま持ち逃げして新ちゃんに『私からのお土産☆』って渡しちゃうもんな。
分かってんじゃねぇか坂田。


７,カフェで「坂田銀時」に「ケーキ半分こしない？」と聞かれる。

偽者めぇええぇぇええ!!
本当の名を名乗れ貴様ぁあぁぁあ!!!
え？あぁ･･･私のを半分寄越せって事か。
じゃ、一口で食うわ(ばくりっ)


８,帰り際にコケた貴方。思わず泣きそうになった時、貴方の頭をくしゃっと撫でてくれる「坂田銀時」。

突き飛ばそうと思ってたのバレてたっ!!(悔)
すんげぇ見下されてんですけど(憎)


９,家まで送ってもらうと別れ際に「坂田銀時」から貴方の額へキス。

沖田くーん。
とりあえずバズーカー貸してー。
連射したいから百本程。


１０,妄想大好きな方に何人でも良いので、回してね。（アンカーは駄目★）

あえてのアンカー!!!
いや、無理だって。結構回ってるからバトンって(笑)
えー･･･もし興味を持たれた方ございましたら･･･。

指定⇒高杉晋助　でやってみて下さい(無理)

ってか、Ｔ美!!これただの嫌がらせだろうがお前っ!?(爆)
何処で萌えろってんだおいぃいいいぃいいぃいいぃ!!!


えー･･･大して面白くもなんともない回答ですみませんil||li ＿|￣|○ il||li

2008/07/28 (Mon) 注意書きはもっと大きくはっきり書いとけてんだコノヤロー!!!

ジャ･･･ジャ○プ!!!
とんでもない展開になってるんですが!!!(((( ;ﾟДﾟ)))ｶﾞｸｶﾞｸﾌﾞﾙﾌﾞﾙ
いや、うん、最終的には大丈夫だろうとは思いますが･･･っ!!!
心臓に悪ぃいぃぃい!!!(*ﾟ▽ﾟ)･∵. ｶﾞﾊ！
早く来週にならんもんかと思いました(・ω・)ノぁぃ(今週始まったばっかだボケ)


7月27日4時・23時　拍手アリガタビーム!!(ノ・_・)‥‥…━━━━━☆ピーー

4:42にコメント下さったお松様(であってますでしょうか(汗))
ひぇえぇえ!!勿体無いお言葉です!!!ありがとうございます!!!
銀さんの新マダオの意味を呼んで噴きました(笑)
まさしくその通り!!!!!+.ﾟ（●´I｀）bﾟ+.ﾟ
も、もしかしてB'/zファンの方でしょうか!?
うわぁん!!お仲間!!!ｷｬ━ﾟ .ﾟヾ(*ﾟ▽ﾟ*)ﾉﾟ .ﾟ━ｯ!!!!
色々頑張りますのでこれからもよろしくお願いします!!!ぺこ <(＿ ＿)>


続きは、フリリク企画第三弾小説の続きです!!
えー･･･まだまだ続くようですil||li ＿|￣|○ il||li

こう言うのって一番大事なんじゃねぇの？





注意書きはもっと大きくはっきり書いとけてんだコノヤロー!!!





「それにしても･･･どうすりゃイイってんだこりゃ･･･」


朝食も食べ終わり、腰を据えて原因解明を･･･と思った土方だったが、小さくなった身体に合わない寝巻きを着たままでは落ち着かないと妙に冷静になった新八が、銀時の手を借りてその頃着ていた着物を探しに出ているのでまだ少しの間それはお預けとなっていた。
神楽と沖田に聞いても良いのだが、この二人にまともな発言が出来る訳がないと早々に諦めている。


「新種の宇宙病ですかねィ」
「お前は当事者の癖に暢気だな、オイ」


腹が膨れたせいか、ふぁぁあっと暢気に大きな欠伸を零す沖田に、土方は頭を抱えた。
隊服の内ポケットに収めている煙草に手を伸ばしかけて、逡巡した後土方は諦めたように卓袱台の上に手を置く。
中身はどうであれ、流石に小さな子供の前で煙草を吸うのは戸惑われた。


「しっかし･･･万事屋が普段通りってのにはちょっと驚いたな」
「あー新八君があんな風になったらもっと取り乱すと思ってましたからねィ。俺も意外でさァ」


まぁ、見た瞬間には叫んでましたがねィと続けた沖田に、土方はふぅんっと気の無い返事を返す。


「お前等馬鹿アルか？銀ちゃんめっさ焦ってるヨ」
「「はっ？」」


くちゃくちゃと、何時も通り酢昆布を齧る神楽は呆れたように肩を竦める。
神楽の言葉に二人は目を瞬かせて顔を見合わせた。
どう考えても、銀時は普段通りにしか思えない。


「サド、銀ちゃんが作った玉子焼きの味覚えてるアルか？」
「そりゃ、今食ったばっかだから覚えてまさァ。普通の玉子焼きでしたぜィ」
「それが証拠ヨ」


ニヒッと笑う神楽に、沖田も土方も訳が分からず眉を顰める。
玉子焼きが普通の味である事が何の証拠になるのだと言いたげに。
そんな二人に、やれやれとでも言うように神楽は頭を振る。


「銀ちゃん、超が付く位の甘党ヨ。糖分王ネ。そんな奴の作る玉子焼きが普通の玉子焼きな筈ないアル」
「普段は甘い玉子焼きなのに、今日は普通の玉子焼きだって言いたいのか？」
「そうヨ。銀ちゃんの玉子焼き、砂糖がじゃりじゃり言う位甘いネ。でも、今日は普通だったアル。銀ちゃん、相当焦ってるヨ」


新八もそれに気付いてるネと笑う神楽に、朝食を食べてからそれまでおろおろとしてた新八が急に冷静になった事を思い出して、なるほどと土方は納得する。
自分以外の者が焦ると、逆に当事者が冷静になると言うのは意外と良くある話だ。


「神楽ちゃん、沖田さん。着替え見つかったから先に着替えましょう」
「はいヨ！」
「了解でさァ」


丁度良いタイミングで、トタトタと軽い足音を立てて戻って来た新八に気付いて神楽と沖田が立ち上がる。
こっちに置いてあるからと、手招く新八に二人は大人しく付いて行った。
代わりにのそりと現れたのは銀時だ。
相変わらず死んだ魚のような瞳をして、四方八方に跳ねる髪をがしがしと掻き回している。


「あによ？」


土方の視線に気付いたのか、面倒臭そうに銀時が問う。


「お前も一応人間だったんだなと思ってな」
「人を何だと思ってんだ瞳孔全開マヨラー星人が!!」


噛み付いてくる銀時をはいはいと言わんばかりに手を振ってあしらうと、土方は頬杖を突いて溜息を吐いた。
今朝から何度目かの溜息であるか数えるのはとっくに諦めている。


「ってか、ホントどうすんだよコレ」
「俺に言うなよなぁ。とにかく、新八達が戻って来たら話し聞くしかねぇだろうが」
「テメェがまともな事言うと原因解明出来そうに無いから止めろ」
「だから人を何だと思ってんの!?」
「迷惑の塊だろうが!!このトラブルメーカー!!」
「それはお前んとこのサドプリだろうが!!」
「違いますぅ!!総悟はトラブルメーカーじゃなくて破壊魔ですぅ!!」
「なお悪いじゃねぇか!!ウチの神楽は破壊魔通り越して破壊神ですけどね!!」
「どっちも自慢にならんわぁあぁっ!!」


まともな会話は数秒と持たず行き成り脱線所か横転までかました二人の言葉の応酬に、新八の普段よりもずっと高くなった声が割って入った。
お互い今にも掴み掛からんとしていた状態でピタリと停止した二人が声のした方に視線を向けてみれば、小さな身体にぴったりとあった袴を身に付けて腰に手を当てて仁王立ちする新八。
その後ろには、同じく新八の物と思わしき袴を身に付けた沖田と、おそらく妙の物だったと思われる紅い着物を着た神楽。
二人の瞳は暴れようとしていた大人二人を完全に馬鹿に仕切っていた。





「じゃあ、本当に心当たりはないのか？」


お子様二人に冷めた視線で見られた後、気を取り直してと言うように土方が新八に質問していた。
身体は小さくなっても、そこはやはり新八と言うべきか。
胡坐を掻く沖田や足を投げ出して座る神楽と違ってきっちりと正座をしている。


「はい、昨日は何時も通りのお泊り会でしたし･･･」


ね？と首を傾げる新八に、神楽と沖田の二人は頷く。
万事屋と真選組。そのどちらかに居るうちにこうなる原因があったとすれば、銀時や土方･･･真選組に至っては他の隊士達に何らかの異変がある筈である。
だが、銀時にも土方にも異変はないし、勿論、真選組内での異常も報告されてない。
そうなれば『十代だけのお泊り会』中に何かがあったと考えるのが妥当である。
しかし、三人は心当たりが無いと答えた。
行き成り暗礁に乗り上げて土方は小さく呻く。
新八も昨日の事を一から思い出してるのかうーんっと小さく唸る。
そしてあっと小さく声を上げて立ち上がった。
突然立ち上がった新八に何事かと視線を向ける銀時と土方を無視して、新八は台所へ飛び込んで行く。


「え？ちょっ！新八!?」


慌てた銀時が後を追えば、ちょうど台所から何かを抱えて飛び出して来た新八とぶつかった。
結構な強さでぶつかったのか新八はドスンと尻餅を突き、銀時に至っては一瞬硬直したかと思うと声も無くその場に崩れ落ちる。
何があったかは皆様のご想像にお任せします。
ちなみに、今の新八は妙の可哀想な玉子焼きの被害を受ける前まで身体が遡っているのか、のトレードマークと言うべき眼鏡は掛けていない。


「アイタタタ･･･ッ！あっ!!銀さんこれ!!これ見て下さい!!」


強かにぶつけた尻を擦りながら起き上がった新八は、蹲る銀時に気付いて肩を揺する。
まぁ、今の銀時にそれに答える余裕は皆無なのだが。


「おい、どうした？」
「あ！土方さん!!これ見て下さい!!」


何だか騒がしい事に気付いて顔を出した土方に、新八は手に持っていたソレを突き出した。


「あ、それ昨日食べた饅頭の空き箱ネ」
「本当でさァ」


新八に合わせてしゃがみ込んでいた土方の背中から、ひょこりと神楽と沖田が顔を出してあっさりと新八が突き出した物の正体を明かした。
箱としての形状ではなく角を裂いてぺったんこに潰されてはいたが、上蓋と思われる方には中々渋い感じで『まんじゅう』と印字されているので間違いは無いだろう。


「これがどうした？」
「これ！姉上がお店でお土産として貰ったんです!!宇宙土産だって!!!」


宇宙土産と言う言葉に、土方の目の色が変わる。
奪い取るように新八からそれを受け取ると、原材料等が書かれている部分に視線を走らせた。
原材料、賞味期限等に問題は無い。
だが･･･その欄の下の方に胡麻粒程の大きさで点々と並んでいた。
土方は眉間に皺を寄せて目を凝らす。
其処に書かれていたのは･･･。


☆注意書き☆
販売十周年を記念して千箱に一個、若返りの妙薬が入ってたりします(笑)
二十歳以上の方には効き目はあまりありませんが、二十歳未満の方には効いちゃったり？
丸一日で効果は切れますのでご心配なく☆＼(*^0^*)／


「腹立つぅうぅううぅうううぅうぅう!!!」


バシィイイィイイッ!!!と持っていたそれを床に叩き付けると、土方はぜぇはぁっと肩で呼吸する。
突然の土方の雄叫びに、三人はきょとりと目を瞬かせた。
そんな三人にあーっと声を漏らして書かれていた文章を復唱すれば、へーっと感心した声が二人分、よかったぁっと安堵の言葉を零すのが一人分聞こえた。


「これ食べたの昨日の何時頃だ？」
「えっと･･･21時過ぎだったと思います!!」
「じゃあ、もう12時間切ったって事か･･･。この注意書きを信じるなら、今日の夜には元に戻れるだろう」
「はい!!」
「じゃあ、そんなに慌てる事ないネ」
「そう言う事ですねィ。あ、土方さん。そう言う訳だから今日は休みまさァ」
「あーはいはい」


もう好きにしてくれとひらひらと手を振れば、お子様三人はよかったねぇだとか、じゃあ今日は一日遊びますかィだとか、きゃあきゃあと楽しそうに話しながら居間へ戻って行った。


「まぁ、一件落着か･･･。って、お前何やってんだ？」
「うるっさい･･･しゃべんな･･･」


未だ蹲る銀時に土方は不思議そうに首を傾げた後、押さえている場所で何があったのか悟ったのか珍しく、同情と哀れみの混じった生温かい瞳を向けた。










後書き

いまいちオッサン共が大慌てしてくれないので、銀さんに苛立ちをぶつけたのでこうなりました!!(鬼)
何があったかは皆様のご想像にお任せします(輝く笑顔☆)

太門さーん。
これ前中後で収まらない気がしてきました(泣笑)
例の方、出す気満々なんですが･･･ポの付く方じゃなくてマの付く方になりそうなんですがぁああぁぁあぁあ!!!(*ﾟ▽ﾟ)･∵. ｶﾞﾊ！
苦情は何時でもお受けします!!!(爆死)

2008/07/27 (Sun) ルール無用なら俺のタァァァァァアアアァァン!!!!!

昨日、記事を上げてから飲みの誘いの電話があったので行って来ました!!
結局朝までカラオケに篭って歌い捲くってたので現在も声があんま出ません(*ﾟ▽ﾟ)･∵. ｶﾞﾊ！
アニ/銀でお妙さんがB'/z『太/陽のKo/ma/chi An/gel』を歌ってたので一番に歌ってみました!!!
一緒に居た奴等全員に『懐っ!!ってか、何時のだソレ!?』って言われました。
うっせぇいやい(笑)
んで、面白がって全員が懐かしいナンバーやらアルバム曲やらを私が歌う順番の時にガンガンいれやがってくれました。
ぜってぇ無理だろ？とか言われましたが･･･。

全部歌えるわ!!
舐めんなコノヤロー!!!
ｱﾋｬﾋｬﾋｬﾋｬ ﾍ(ﾟ∀ﾟﾍ)(ﾉﾟ∀ﾟ)ﾉ ﾋｬﾋｬﾋｬﾋｬ
松/本さんのソロは無理だけどね(爆)
稲/葉さんのソロならばっちしです!!(馬鹿)

B'/zのCDシングル・アルバム関係なく全て持ってる人間舐めんなよ☆(半分以上は姉から譲り受けたんだけどね(笑))
歌詞カードに載ってない台詞だって言えるんじゃああぁぁぁあ!!! ( ﾟ∀ﾟ)ｱﾊﾊ八八ﾉヽﾉヽﾉヽﾉ ＼ / ＼/ ＼
合いの手もばっちりですΣd(･ω･´｡)
『月/光』がシリアスな銀新で銀→新っぽいと密かに思ってます。
賛同者求む!!!いや、すみません、冗談です。華麗にスルーしてやって下さい(爆死)
銀新にB'zとか絡められたものっそ食い付きます(大馬鹿)


7月26日：1時・11時・13時　拍手サンキュゥ♪(o￣∇￣)/

しっかし･･･最近の暑さは異常ですよねぇ･･･。
脳味噌溶けそうil||li ＿|￣|○ il||li
バイクで走ってる時は良いんですが、止まった瞬間に降り注ぐ陽がもう暑いを通り越して痛い!!!
でも、ニュースとか見てると8月9月はさらに気温が上がるとか･･･。
おまっ!!馬鹿じゃね!?って真剣に思います。
何かこう･･･確実に、すぱっと一気に温暖化をストップさせ且つ在るべき温度に下げる為の方法誰か編み出して･･･( ´△｀)アァ-
さて、そろそろタイトルの記事を書きます(爆)
世間様じゃ夏休みだそうですが･･･。

んなもん数年前におさらばしたわ!!!!

な蒼月です。こんばんは(今頃挨拶ぅうぅうぅうう!?)
んで、夏休みとなればお子様達は親の田舎に行くのが何時の時代でも定番な訳で･･･。
早い話しが、稽古に来るお子様が減るって訳ですよ。
それで、本日の剣道の稽古にはお子様全員お休みになって。
居るのは趣味やら健康狙ってやら、ストレス発散でやってる成人した人間ばっかりになりました。
いや、ちゃんと試合出る為とか昇段狙ってる人とかも居ますがね(笑)
まぁそんな状況でしたので･･･。
師範・銀牙・Y原(銀牙の一つ年上である意味一番仲が良い人です)で色々やらかしました(爆死)





師範：んじゃあ･･･今日は剣道じゃなくてルール無用の試合オンリーで。

銀牙：ついにこの暑さの被害が師範に出た!!!!!｡ﾟ(ﾟﾉ∀｀ﾟ)ﾟ｡

師範：うん、私もそうだと思うよ銀君(笑)

銀牙：認めたし!!!!!ってか、ルール無用ってどの位の範囲内で？

師範：怪我しなかったらいいんじゃないかな？

銀牙：涼しい所で休んで来て下さい師範。

師範：いやー偶にはいいかなぁと思うんだよね。どうかな？子供達居ないから真似される心配もないし。

銀牙：いや、どうかなと聞かれても･･･本領発揮だぜ☆ってなりますが？(笑)

Y原：銀、それはどうなの？ってか何するつもりだ？

銀牙：いやぁ･･・ルール無用なんて、私の為にあるような言葉じゃね？ってな訳で･･･Y原!!勝負だ!!!来いやああぁぁぁぁあああ!!!!

Y原：うん、そう来るかなとは思ってたけどな。受けて立ってやらぁぁぁあぁあぁぁあ!!!

師範：ちなみに、強化クッションで作ったヤツ使用でね。防具は無くてもいいけど。

銀牙＆Y原：イエッサー!!!!!





まぁ、この後本気でルール無用な試合展開になるとは、私等三人意外は思いもしなかっただろうなぁ(笑)
剣道の稽古で蹴り技と投げ技使うとは思わなかったよ。
暑さって怖ぇー(爆)

2008/07/26 (Sat) 状況を把握した上での発言をしないと痛い目をみる

意地で5000HIT OVER感謝企画第三弾のフリリク小説一話復活させました。
やれば出来る子だったようですｱﾋｬﾋｬﾋｬﾋｬ ﾍ(ﾟ∀ﾟﾍ)(ﾉﾟ∀ﾟ)ﾉ ﾋｬﾋｬﾋｬﾋｬ
うん、でも･･･続きも長くなりそうですil||li ＿|￣|○ il||li
こう、もう･･･テンポ良くすっきり纏められるようになりたいです!!!'`ｨ(T∀T*∩
ってか･･･。

10000越えってマジですかっ!!!!!(驚)

え？どうしよう･･･まさかこんなに早くカウンターが回るとは思いもよらず!!!(((( ;ﾟДﾟ)))ｶﾞｸｶﾞｸﾌﾞﾙﾌﾞﾙ
何も出来なくてホント、すみまっせん!!!(トルネードスライディング土下座)
ひぇぇええぇえぇえ!!あ、でも、感謝の気持ちはもう、溢れるほどございますのでぇぇええぇぇえ!!
出来る事なら、此処に来て下さる方お一人お一人に暑苦しい程に愛を囁きたい位です!!(迷惑!!)
ど、どうしよう･･･なんか、えっと･･･。
アンケートでも取りましょうか？(何のだ)

ホント、ありがとうございます!!!!!

これからも日々精進して参りますぅうぅうぅう!!!。゜゜(´□｀。)°゜。ワーン!!(嬉泣)


7月25日：0時･2時･11時　拍手ありがとう━ﾟ .ﾟヾ(*ﾟ▽ﾟ*)ﾉﾟ .ﾟ━ございますｯ!!!!


ではでは、企画第三弾小説その１をどうぞ☆

いやいやいや、これはない。ないったらない!!





状況を把握した上での発言をしないと痛い目をみる





「あ！僕上がり!!」
「新八ずるいヨ!!この眼鏡!!!」
「眼鏡の癖に生意気でさァ」
「眼鏡関係ねぇえええぇぇぇえ!!!」


口唇を尖らせて文句を言う二人に律儀に突っ込みを入れて、上がりは上がりですぅっと卓袱台の上に広げていた人生ゲームの盤上の緑のコマをゴールに進めた。
ピンクと黄色のコマはまだ二回程ルーレットを回さないと上がれそうに無い。


「さすがは地味眼鏡ヨ。地味なゲームが得意アルな」
「まったくでさァ。地味にコマを進めて地味にゴールしてくれやがりまさァ」
「地味言うなぁぁぁぁぁぁぁああぁぁああ!!!」


勝ったのに何でこんなに屈辱的なの!?と喚く新八に、まぁまぁと怒らせた原因である二人が宥める。
もぉっと頬を膨らませながらも直ぐに機嫌を直すと、神楽の順番だとルーレットを回すように促した。
そしてそれぞれが二度ルーレットを回した所、最後に一マス分だけ数の足りなかった神楽が最下位となり少しだけ拗ねる。
それを沖田が揶揄い乱闘に発展･･･とはならず、三人は顔を見合わせると年相応のまだ幼さの残る笑顔を浮かべた。
本日は喧嘩はご法度。
何故なら、今日は『十代だけのお泊り会』なのだから。
きっかけが何だったかは誰も良くは覚えてはいないが、気付けば月に一回か二回のペースで『十代だけのお泊り会』が開催されるようになった。
新八の姉の妙も十代だが、これには参加しない。
『十代だけのお泊り会』の開催は、妙の不在が条件だった。
妙が仕事の関係で一日二日留守にする時や、仕事場の友人宅へ泊まる日などを狙って開催している。
だからと言って、妙がこれを知らない訳ではない。
知った上で、仲良くねと了承しているのである。
こう言う事に縁の薄かった三人はそうとは言わないが、この日を心待ちにしていた。

夕飯を三人で作って、騒いで、遊んで、話して、頭を突き合わせて眠る。

新八と神楽にしてみれば、銀時と沖田が入れ変わっただけの面子ではあるが、やはり同じ十代となるとまた違う。
普段は母子のような関係の二人も、この時ばかりは年の近い友人同士のそれに変わった。
沖田は沖田で、周りが自分よりもずっと年上に囲まれて育ち、現在も部下が居ると言ってもやはり年上である為、年の近い友人と呼べる者はいない。
顔にははっきりとは出さないが、沖田も楽しいのだ。
だからこそ、普段なら殴り合いにまで発展する神楽との言い合いも上手い具合に切り上げるし、険悪にならない程度にしか揶揄ったりはしない。
お泊り会の翌日以降に道でばったり会えば何時も通りになのだが、最近ではこの雰囲気が日常でもチラホラと見え隠れするようになった。
三人がお泊り会の話しを主語を抜いた状態で、ひどく楽しげに交わす間･･･。

オッサン二人(白モジャとマヨラー)は寂しげにポツーンっとしてはいるが。

ちょっと可哀想と言うか･･･ざまぁみろ☆的な感じである。
それは置いて置くとしよう。
何やかんやとしている内に時刻は十時をすでに回り、長針は半分近くまで下がっていた。
手早くゲームを片付けると、三人は揃って洗面所に向かい歯を磨く。
ゲームをしながら饅頭を食べたので、特に念入りに磨く事は忘れない。
押し合い圧し合いしながら歯を磨き、一般的な大きさの鏡の前で三人一緒に『イー』と歯を剥き出しにして磨き残しがないか確認すると、思った以上に間抜けだった表情にケタケタと声を上げて笑った。
ゲームを始める前に風呂は済ませているので、そのままわいわい言い合いながら客間に向かえば、Ｔ字になるように敷いていた布団が出迎えてくれる。
明日の朝食は何が良いかと新八が問えば、神楽と沖田が声を揃えて『玉子焼き!!』と返した。
綺麗にハモったそれにまた三人揃ってケラケラと笑う。


「電気消しますよ？」
「はいヨ」
「了解でさァ」


二人の了承から一呼吸分間を置いて電気を消して、新八も布団に転がる。
障子を透かして微かに届く月明かりで、客間の中はほんのりと青白い。
青白く染まる中で三人は声を潜めて何事か囁き合うと、時折押し殺した笑い声を上げて、暫しの間会話を楽しむと誰からともなく『おやすみ』と言い合って眠りに付いた。
そして、明日になれば何事も無く『十代だけのお泊り会』は無事に終わる。

筈だった。










ジリリーンっと鳴り響く電話の音に、普段着のままソファに転がっていた銀時はむぅっと眉を寄せた。
騒がしい音から逃れるようにゴロリと寝返りを打つが、電話は鳴り止む事はない。


「っせぇなぁ･･･」


あーもーっとのそりと起き上がると、くわんくわんっと揺れる頭を手で支えて顔を顰める。
昨夜しこたま飲んだ酒による二日酔いだと認識すると、くわんくわんがズキズキに変わって呻いた。
普段であれば新八が酔って戻って来た銀時を甲斐甲斐しく介抱してくれるのだが、昨夜は『十代だけのお泊り会』で家に戻っている上に神楽もいない。
居るのはお留守番として置いていかれた定春だけだ。
あったま痛ぇ～と唸りながら壁に掛けた時計を見れば、何時もだったら二人がすでに万事屋に戻って来て良い時刻である。
しかしながら、万事屋に居るのは銀時と定春だけのようで、鳴り響く電話は誰に取られる事もなく、尚も鳴り響いていた。


「ったくよぉ･･･しつけぇっての･･･」


無視を決め込もうとした銀時ではあったが、何時までも切れる気配の無い電話に諦めてのたりのたりと電話に向かと受話器を取る。


「ふぁ～い、万事屋ぎ･･･」
「銀さん!?新八です!!」
「････････っ!!!!!」


銀時の渋々の応答を遮って聞こえた、まさに耳を劈くような声に銀時はガツンっと頭を鈍器で殴られたような衝撃を味わって、受話器を握り締めたまましゃがみ込む。
いや、もう、二日酔いにその声量は凶器だから･･･っ!!!と、内心のたうつ。
尚も受話器の向こうで喚かれて、プチンっと銀時は切れる。


「だぁぁぁぁあ!!もっと静かに出来ねぇのか!?」


キレて怒鳴った途端、ピタリと受話器の向こう側からの喚き声は途絶えたが、自ら発した声に苦しめられる事になった。
暫しうーうーっと唸った後、気を取り直して受話器を耳に当てる。


「んで･･･どしたよ新八」
「うわぁあああぁぁぁん!!銀さん!!助けて下さい!!!」
「いや、ちょ･･･マジでもうちょい静かにって･･･何があった新八ぃいぃいいぃい!?」


電話口で助けて下さいと涙声で絶叫されて、慌てない人間はいないだろう。
それが可愛い恋人の口からであれば尚更。
一瞬で二日酔いによる頭痛を吹き飛ばして、銀時は受話器に噛み付く勢いで問い返す。


「う、うぇ･･･銀さん、お願いです、直ぐに、僕の家に、来て、下さい･･･っ」
「分かった!!銀さん直ぐ行くから!!待ってろよ新八!!」


電話の向こうで本格的に泣き出した新八に、銀時は早口でそう捲くし立てると受話器を慌しく置いて居間のテーブルに投げ出していたスクーターの鍵を取る。
定春に留守番を頼む!!と叫ぶと、ガンガンと荒々しい足音を立てて階段を駆け下りた。
スクーターを引っ張り出してエンジンを掛けて走り出すまでに掛かった時間は電話を切ってから僅かに30秒。
法定速度などさらりと無視して、銀時が新八宅に到着したのはそれから７分後の事。

まさに鬱陶しい程の愛がなせる技である。

乱暴にスクーターを止めると、門を開ける時間も惜しくて常人離れした跳躍で壁を乗り越え、銀時は慌しく玄関の戸を開けた。


「新八ぃいいぃいいぃい!!!」


開けた瞬間に、広さだけはある志村宅の隅々まで届く程の声量で銀時は新八の名を呼んだ。
呼びながらブーツを脱ぎ捨て、居間の方に人の気配を感じてバタバタと廊下を走る。
漸く辿り着いた居間の障子をスパン!!と豪快に開けて飛び込んで･･･。

銀時は固まった。

えぇ、それはもうカチンっと音を立てて見事に。
銀時の目の前には、グスグスと鼻を鳴らして泣く新八。
そして、まだ眠いのかコクンコクンっと頭を上下に揺らす、神楽と沖田。
それだけなら銀時は固まる事はなかった。
三人が･･･。

通常の半分以下に縮んでいなければ。


「なんじゃこりゃあぁあぁぁぁあ!?」


銀時の腹の底からの絶叫は、今更ではあるが清々しい朝に鳴いていた雀の鳴き声を綺麗さっぱり掻き消した･･･。





「･･･ってぇと？今朝目が覚めたら縮んでたって事か？」


些か痛む頭を支えるように片手で額を押さえた土方は、未だ信じられないと言いたげな視線を向けた。
向けた視線の先で、黒い頭がブンブンっと大きく上下に振られる。
その隣では、金色に近い茶の頭と桃色の頭が争うようにして卓袱台に並べられた食事をかっ込んでいた。
正し、並んだ三つのそれぞれの頭は、通常よりも低い。
既にお気付きの方もいるだろうが･･･三人は明らかに子供化。
むしろ、幼児化していた。
年の頃は四つか五つ。
勤務時間をかなり過ぎても戻って来ない沖田を連れ戻しに来た筈なのに、何故このような事態に遭遇しなければならないのかと、土方は大きく溜息を吐いた。
ありえない、ありえなさ過ぎる。
昨日までは確かに大人とは言えないけれど、それぞれちゃんと大きかった。
これなんてマジック？ってな心境だ。


「新ちゃんかーわーうぃーうぃー」
「じゃ、ねぇだろうがコラ」


真剣に悩む隣で、新八を見詰めながらでれぇっと眦を下げる銀時に土方は容赦なく鉄拳を振り下ろす。
勢いそのままに額を卓袱台にぶつけた鈍い音がしたがこの際無視だ。


「あー･･･まぁ、詳しい話しは後にして、飯食え、飯」


殆ど食べ終わり、まだまったくの手付かずだった新八の朝食まで狙う神楽と沖田の頭を押さえながら土方がそう言えば、新八ははいっと蚊の鳴くような微かな返事を零して箸を取った。
小さくなってしまった手では普段使っている箸は大き過ぎるのか、何とも覚束無い。
神楽と沖田は早々にちゃんと箸を持つのを諦めて握り箸で握っている。


「何すんですかィ土方さん」
「そうネ、レディーの頭を気安く触んじゃねぇヨこのマヨラー」
「うっせぇコラ。人の飯まで狙うんじゃねぇっての。その小せぇ身体の何処にそんな詰め込む場所があんだ」
「まだまだ余裕ヨ!!舐めると怖いアルよ!!」
「そうでさァ。育ち盛り舐めちゃいけやせんぜィ」
「いーから!!自分の分だけ食え!!自分の分を!!」


見た目は小さくなろうとも、中身は相変わらずだと言う事に呆れるやらほっとするやら･･･ムカつくやらで土方は自分の米神の辺りがひくつのが分かった。


「覚束無い感じでご飯食べる新ちゃんもかーわーうぃーうぃー」
「テメェはちっとは焦れ!!この白髪頭ぁあぁぁあ!!!」


何時の間にか復活していた銀時に、土方はこの訳の分からない状況の苛立ちを晴らそうとするかのように、全力を込めてその脳天に肘鉄をめり込ませた。
状況を把握せずに発言すると、痛い目に合うのでご注意を･･･。










後書き

『10代トリオで子供化!!オッサン共大慌て!!』要約するとこんな感じのリクになります(笑)
すみません!!これまだ続きます!!
多分、予定では前・中・後の三部作になるか･･･と(*ﾟ▽ﾟ)･∵. ｶﾞﾊ！
もう少々お付き合い下さいませil||li ＿|￣|○ il||li

太門さん!!企画参加ありがとうございます!!
やっぱり宣言通り長くなります!!!(爆)
そして、オマケ程度につけるつもりだった『10代トリオお泊り会』の部分が思ったよりも長くなってしまいました(馬鹿)
でも、きっとこんな感じだと私思うんですが如何でしょう？(笑)